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ダイヤモンドアスリートを対象とした『第2回リーダーシッププログラム』が行われました。
2018年03月09日
1月11日(木)東京マラソン財団スポーツレガシー事業の寄付金を運用した「第2回リーダーシッププログラム」が行われました。(主催:公益財団法人 日本陸上競技連盟)
このダイヤモンドアスリート向けの「リーダーシッププログラム」は、スポーツレガシー事業運営委員の為末大氏が監修し、計4回にわたり多方面から講師を招いて豊かな人間性を持つ国際人育成のためのプログラムを実施していきます。
第2回は、ダイヤモンドアスリート9名と共に、修了生5名が参加しました。また、アスリート委員会からは戸邉 直人選手(男子・走高跳)、北村 夢選手(女子・800m走)の2名が参加しました。
本日の講義は脳科学研究とスポーツをもとに、心的時間の特性について、千葉大学 大学院人文科学研究院 一川誠教授により進められました。
ダイヤモンドアスリートは競技の記録など、時間との闘いをしていますが、人間に平等に与えられているのが時間。その既成概念に反し、知覚や認知によって〝時間〟の長さの感じ方が変わる錯覚や関わる研究結果と併せて、時間とのより有効な付き合い方について紹介されました。
本テーマのねらいの一つは、先入観を逸脱するような考え方や物事の捉え方を見出だすことです。
例えば、身体の代謝によって〝時間〟の長さの感じ方が変わります。風邪をひくと時間が過ぎるのが遅かったり、楽しい事があると早く時間が経つように感じる時があります。この他、色々な例として実験映像を観て実際に体感してみました。
さまざまな時間についての錯覚や、感じられる時間の長さやタイミングは様々な要因によって変動する。
このことを知ることによって今後、より有効的な時間の使い方を取り入れることができます。
講義の後、グループに分かれて振り返りを行い、感じたことや講義を聞いたことによって今後参考にしていこうと思ったことなどをみんなの前で発表しました。
続いてワークでは「伝統芸能体験から学ぶプロフェッショナルマインド」について、三宅藤九郎さんに教えていただきました。
まずは狂言の魅力や内容、お稽古の姿勢や舞台について説明くださいました。
概要について学んだ後、何を表現しているか、扇を何に見立てて使ったか、動物の鳴き声に代表される擬音など、三宅藤九郎さんがセリフや所作の特徴を実演してくださいました。
お稽古の体験では、ダイヤモンドアスリートも、手本に続いて同じようにセリフや動きをしてみました(口伝)。
最初は声が小さかったダイヤモンドアスリート達も徐々に声が大きくなり、初めてのことや専門外のことにも全力で臨む大切さや、言葉や所作が今でもわかる事から、今残したいものは600年後に伝わるのか、伝統について考える機会にもなりました。
戸邉 直人選手(男子・走高跳)、北村 夢選手(女子・800m走)からメッセージを書いていただきました。
日本陸上競技連盟「ダイヤモンドアスリート特設サイト」http://www.jaaf.or.jp/diamond/ も是非ご覧ください。
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